エンタープライズ号のデカールを貼り終えました。
ビニール袋に密封されていたからでしょうか、15年経っていてもデカールはちゃんと貼れました。直ぐに崩れそうになる部分もありましたが、修復可能範囲でした。糊が弱っていてくっつかない部分もあって、跡が残ったりしている部分もありますが、上手く貼れた方です。
もうこれだけでも完成みたいですね。
ディスプレイスタンドも触るとユラユラしますが良い感じ。
だけどこれでは普通に作ったのと変わらないので面白くない。
そこで、オリジナルテレビシリーズの撮影用に使われたモデルの色に合わせようと思います。
2016年にスター・トレック50周年記念として、スミソニアン博物館に展示されていた撮影用モデルの修復がおこなわれていました。その時の色をマネてみようと思います。あまり綺麗ではない修復前の色にします。
オリジナルは1974年に再ペイントされているようです。それも加味してオリジナル撮影時のCGではないエンタープライズ号の色にしたいものです。
まずは資料集め。これって修復されたから見れるんですね。そうでなかったらスミソニアン博物館まで行かないと見れない。
全体的に緑色っぽく汚しが施されています。撮影時の色の加減で緑に見えている訳ではないみたい。
テレビを見ていて、いつも右舷側しか映らないなぁ。と思っていましたが、実は左舷側から見える部分は作られていないのでした。無駄な部分は作らないという予算の世界。
第2船体のセンサーアレイの外側にも銅色が施されています。これは知らなかった。基本的に綺麗な薄いマットグレーだと思っていましたが、まったく違う色です。
ベースはマットグレーで良さそう。ちょうどサーフェイサーだけ塗装した感じ。だからできあがりでも良さそうに思えたのでしょう。
しかし、今では考えられない撮影用モデルの大きさです。CGが無かった頃の映画の撮影用モデルでも、こんなに大きいのは無かったんじゃないでしょうか?
因みに修復前のスミソニアン博物館では、電飾は施されていなかったようですが、現在は電飾も復活させて展示されています。もちろん、左舷側はオリジナルのまま、作られていません。電飾用のケーブルが見える状態です。
エアブラシはないので、別の方法で汚しを施します。
プラモデル用の塗料は使いません。
④へつづく →